おみくじのことを、占いなのかな?と複雑な気持ちで見ていませんか?
そんな気もするけれど、違うような気もする…。
という人が多いように思います。
おみくじってどこから始まったの?
おみくじは平安時代に、延暦寺の高僧の良源人、略して元三大師という人物が、延暦12年に初めて作ったと言われています。
この良源さんは、人間の運勢と吉凶を漢詩で作りました。
おみくじというのは、元は神の意志を知るための占いの一つと言われています。
おみくじをひくというのは、神聖で公平な判断というようにして広く利用されてきました。
更には、政治にも使用されていたらしく、次期将軍を選ぶ時、組織のリーダーの後継者選びの時などにも使われたそうです。
とても歴史が古くて名高いものです。
おみくじの順番を知っていますか?
おみくじの順番は、神社やお寺によって多少違います。
でも大体は同じと言われているそうです。
まず一番良いのが大吉です。
これは有名ですよね。
次に中吉、小吉、吉、半吉、末吉、末小吉となります。
それから凶、小凶、半凶、末凶、大凶という順番になるのです。
初詣の時期には、大吉が多く入っているというような噂もありますが、あれも嘘ではないようです。
出来るだけ多くの人に幸せを感じて欲しいという願が込められています。
もしも凶の時には、持ち帰らずに神社の木の枝に結んで帰ることが多いですよね。
おみくじの御利益はいつまで?
おみくじの御利益は、その年の終わりまでというように決まっています。
そのため、大吉をひいたからと言って、いつまでも御利益が続くというわけではないことになります。
逆に大凶をひいても、その年だけの我慢ということになるのです。
人によっては、これを占いとも呼び、人によっては違うというのは、他の占いとなんとなく違うからかもしれませんね。